雑学を通じて、中学生から高校生レベルの英単語を効率的に学習する「雑学で楽しく学ぶ英単語」です。このシリーズで学ぶことにより大学受験レベルの単語力と読解力が身につくでしょう。
今回は国によって車の右側通行・左側通行が異なる理由についてです。
Left or Right? Why Countries Drive Differently
Have you ever noticed that in Japan, people drive on the left side of the road, while in many Western countries, they drive on the right? This difference might seem random, but there are historical reasons behind it.
In the past, most people were right-handed. In medieval times, knights wanted to keep their swords on their left side so they could draw them with their right hand. To avoid accidents and be ready for battle, they kept to the left when passing others. This custom remained in some countries like Japan and the UK.
However, during the French Revolution, France started driving on the right to break away from old traditions. Napoleon, who was left-handed, also preferred this rule. As France expanded its influence across Europe, many countries adopted right-side driving. Later, the United States followed the same pattern, especially to make it easier for large wagons pulled by horses.
Today, about one-third of the world still drives on the left. While it may seem confusing, it’s just another example of how history shapes our everyday lives.
日本語訳:左か右か?国によって通行が違う理由とは
日本では車が左側を走りますが、多くの西洋諸国では右側通行です。この違いは一見ランダムに思えるかもしれませんが、実は歴史的な理由があるのです。
昔の人々の多くは右利きでした。中世では、騎士たちは右手で剣を抜けるように、剣を左腰に下げていました。他の人とすれ違うときに備えて左側を通ることで、万が一に備えて戦いやすかったのです。この習慣は、日本やイギリスなど一部の国でそのまま残りました。
一方、フランス革命の頃、フランスでは伝統を壊す象徴として右側通行が始まりました。ナポレオンは左利きだったため、右側通行を好んだとも言われています。フランスがヨーロッパに影響を広げる中で、多くの国が右側通行を採用しました。その後、アメリカも同様の理由で右側通行となり、特に馬車の運転をしやすくする目的もありました。
現在でも世界の約3分の1の国が左側通行を採用しています。少しややこしく感じるかもしれませんが、これは「歴史が私たちの暮らしにどう影響しているか」を示す興味深い例なのです。
今回学習する重要単語
単語 | 発音記号 | 日本語訳 |
random | /ˈræn.dəm/ | 無作為の、偶然の |
historical | /hɪˈstɔː.rɪ.kəl/ | 歴史的な |
knight | /naɪt/ | 騎士 |
sword | /sɔːrd/ | 剣 |
accident | /ˈæk.sɪ.dənt/ | 事故 |
tradition | /trəˈdɪʃ.ən/ | 伝統 |
influence | /ˈɪn.flu.əns/ | 影響 |
wagon | /ˈwæɡ.ən/ | 荷馬車 |
medieval | /ˌmed.iˈiː.vəl/ | 中世の |
pattern | /ˈpæt.ɚn/ | 型、様式 |
豆知識
世界では左側通行と右側通行、どっちが多い?
世界の約3分の2の国(150か国以上)が右側通行を採用しています。右側通行が「多数派」といえます。一方、左側通行の国は約75か国で、イギリス、日本、オーストラリア、ニュージーランド、インド、タイ、南アフリカなどです。
右側通行が多数派になった理由は?
ナポレオンやアメリカの影響が大きかったとされます。とくにアメリカの自動車文化と物流の広がりが、右側通行を世界標準に近づける要因となりました。
スウェーデンは1967年に左側通行から右側通行へ変更
変更の理由は、隣接する国々(多くが右側通行)との交通の一貫性を保つためでした。右側通行の国が多いヨーロッパの中で、スウェーデンだけが左側通行だったため、国境をまたいで車を運転する際の混乱や事故のリスクが問題視されていたのです。
通行変更の当日、午前4時にすべての車が一時停止し、一斉に右側通行に切り替わるという大胆な作戦が行われました。事故を防ぐために前後数日間は制限速度が引き下げられるなど、周到な準備がなされました。