put onは着るという「動作」に焦点を当てた言葉です。一方、wear は着ているという「状態」に焦点を当てた言葉です。
具体的な例文を見ながら違いを確認していきましょう。
目次
put onの意味・使い方
put onは着るという動作を表現するときに使います。
例えば、服を着る、帽子をかぶる、メガネをかけるなど、具体的な行動を表現する際によく使われます。
また、put onは化粧をするという意味でも使われます。
具体的な例文を見ながら、put onの使い方をマスターしていきましょう。
put on を使った英語例文
- He put on his coat before he left the house.
「彼は家を出る前にコートを着た」 - She put on her glasses to read the menu.
「彼女はメニューを読むために眼鏡をかけた」 - I put on sunscreen before going to the beach.
「私はビーチに行く前に日焼け止めを塗った」 - She puts on makeup every morning.
「彼女は毎朝メイクをする」 - He put on a tie for the job interview.
「彼は就職面接のためにネクタイをつけた」
上記は、現在形と過去形の例文だけで、進行形の例文は載せていません。
着るという動作は通常は短時間ですので、「(まさに今)着ているところだ」という意味で進行形を使う場面は限定的です。
進行形で使用する場面としては、着物のように身に着けるのに時間がかかる場合や、下記の例文のようにまさに今、着る動作をしているときなどが考えられます。
例:I’m putting on my shoes, I’ll be ready in a minute. 「靴を履いているところです、すぐに準備ができます」
wearの意味・使い方
wearは服やアクセサリーを身につけている「状態」を表現します。
何を着ているか、どんな服装をしているかを表現する際にはwearが適切です。
その他、特定のイベントや場所にふさわしい服装について話すときもwearが使われます。
例: I don’t know what to wear to the party.「パーティーに何を着ていけばいいか分からない」
具体的な例文を見ながら、wearの使い方をマスターしていきましょう。
wearを使った英語例文
- She wears glasses all the time.
「彼女は常に眼鏡をかけている」 - He always wears a suit to work.
「彼はいつも仕事にスーツを着ていく」 - I don’t have anything to wear to the party.
「パーティーに着ていくものが何もない」 - She’s wearing a beautiful diamond necklace.
「彼女は美しいダイヤモンドのネックレスをつけている」 - They were wearing matching outfits.
「彼らはおそろいの服を着ていた」
動作を表すput onと違って、 wearは服などを着ている「状態」を表すので、上記例文の4,5のように進行形を使用する場面が多くなります。